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お父さんへ
ちょっと照れるけど、今日は父の日なので
お父さんにはじめての手紙を書くことにしました。
お父さんとの思い出・・・
小学校のころ、
大きな空き地でお父さんのひざに乗せてもらって、
お父さんが運転する車のハンドルを握らせてもらったとき、
とっても嬉しかったのを覚えています。
お父さんに
「曲がってみてもいいよ」
と言われても、
ハンドルを切る勇気がなくて、
結局、お父さんがハンドルを切ってくれましたね。
狭心症と診断されたときから、
すっぱりとタバコをやめて、
毎日体操と散歩を続けているお父さん。
私は、そんなお父さんのことを尊敬しています。
洗濯機が壊れれば、分解して直し、
椅子が低いといえば、すぐに高くしてくれて、
いつも言葉はなくても、手をかけてくれていましたね。
お父さんがいつも言っていた言葉、
「もったいない」
ケチと節約の違い、
会社経営を経験して身にしみました。
お笑い番組を「くだらない」と見向きもしないお父さん。
あのころ、
ドリフだけは見ていたのはなぜですか?
お父さんが、
加藤茶の
「ちょっとだけよ~。あんたもすきねぇ~♪」
というのを見て、爆笑していた時、
正直、複雑な気持ちでした。
こうして、思い出を書いてみると
お父さんとの思い出は、わたしの中で
映像としてインプットされているものが多いです。
私も、お父さんの生きざまを見ていたんですね。
私も、二人の子供の親になって、
親の偉大さを実感しています。
親の生きざまを見せる。
子どもに残るものは、親の姿。
私も、お父さんのように、
自分らしい生き方をしていきます。
お父さん、
これからもずっと元気でいてくださいね。
さと子