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おはようございます。
日本ハグ協会 高木さと子です。
最近思います。
「物と時間はないと思ったほうがいい。」
何かで読んだことがあります。
「子どもに恵まれた環境を与えたら、それは悲劇の始まりだ」
・冷暖房完備の部屋
・超機能的な自転車
・豊富な文房具に雑誌
・ありあまるお菓子にジュース
一見幸せそうに見えますが、
結果、その子にとって幸せかどうかは疑問です。
ある経営者の方と話していたときに、
「俺は中学校からパンツ一枚買ってもらえなかった」
だから、学校も自分で働いて出たし、
おかねの大切さがわかっているから、
会社のお金も大切に使う。
・・・
25年間、無借金経営で
右肩上がりの経営をされているその方は
人としての強さと、自立を身につけていました。
飽食の現代、豊かな国にいると
知恵がなくなります。
より豊かに、より便利にするための知恵は出ても
より、心が豊かになったり、
より、感謝をする気持ちだったり、
を本当の意味で実感できにくい。
お茶が苦手な、我が家のゆーやも、
ジュースがなければ、
はちみつと絞ったレモンを少量のお湯でといてジュースをつくり、
インスタントコーヒーと無添加の砂糖を溶いて牛乳を入れて、
自分で飲み物を作っています。
そのほうが、
からだにもいいし、
失敗しながら
微妙な味加減も実感できるし、
なにより、
自分の中でレシピとして蓄積されます。
「生活の知恵」
それは、豊かさの中からは生まれにくく、
困った時、どうしてもんなんとかしたいときに生まれるもの。
「うちの子、できない・・・」と嘆く前に、
物と時間の大切さを知らしめる行動に出てみました!
現在期末試験中のゆーや。
昨日は一日、あきちゃん のセミナーに参加してもらいました。
「ゆーや、明日もいっしょにラグビーを見に行こうよぉ~」
と誘ってくれる、優しい第二の母、あきちゃん。
「ラグビー行きたい!」
という気持ちと、
「勉強やばっ・・」
という気持ち。
「勉強なんてしなくてもいいじゃん。
早慶戦のほうが大事だよ!行っておいで♪」
という母。
テスト週間に入ってから、
ずっとゲームをやっていたくせに、
「頼むから、今日だけは勉強させて!」
と生まれてはじめて頼まれました。笑
環境が悪ければ悪いほど、人は能力を発揮する!
ワタシも中二の時、
同居していたおばあちゃんが脳溢血で倒れて入院。
意識もないおばあちゃんの介護のため、
病院につきっきりになった母。
ワタシは、
ある日突然、
家族の朝ごはん、
晩ごはんをつくり、
さらに、
父、母、兄、祖父の4人分のお弁当をつくり、
そうじ、洗濯をやりながら、
部活も毎日やっていました。
もちろん、おばあちゃんのことも心配するという心を持ちながら・・・
しかし、
その時、中2の2学期の期末テストが
生涯の中で一番いい成績だったのです。
人なんてそんなもんです。
時間があるからいつかやろう。
今はあるから大丈夫って、
今もワタシもおもってます。
でも、中二の時のあの記憶は
わたしを勇気づけるし、
与えすぎの今、
どうやって子どもたちを不自由にしたろかな~(笑)
と、愛をもって考えています。