こんにちは
日本ハグ協会 高木さと子です
Facebookで藤原紀香さんが
素敵な投稿をされていたので
そのままコピペしますね。
存在そのものでその見本を示す人がいてくれると
無条件に人はちゃんとやらなきゃと思います。
メンターとは、生き方そのもので
人をやる気にさせることのできる人。
宇津井健さん素敵な人ですね。
以下コピペ。
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人生において、とても身近な尊敬する先輩はそう何人もいるものではないと思います。自分にとって特別な方の死は心に深い痛みを伴います。その姿を偲び、気持ちを整理するのに少し時間がかかってしまいました。 長くなりましたが最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
俳優 宇津井健。享年82歳。宇津井さんは偉大な俳優です。とにかく努力の方で、チャレンジ精神、好奇心が人一倍旺盛な方でした。
同じ事務所で身近な存在だった宇津井さんとは3つの作品で共演させていただき、俳優として、人として、大切なことを教わりました。
初対面は1995年。私は現在の事務所であるサムデイに入るため阪神大震災の2か月後、兵庫県から上京しました。そのあとすぐに、宇津井さんがサムデイに入ってくるとのことで緊張してお会いしましたが、「紀香さんは僕の前にサムデイに入っていたのだから先輩ですね。」とおっしゃり、「え?!いえ、そんな、」と焦る私を前に、朗らかな笑顔を向けてくれ その親しみやすさに感動しました。そして、震災後 親の反対の中、夢を持ち上京してきたことを話すと
「これから紀香さんはもっともっと世の中の人が知る存在になると思います。どれほど著名な存在になっても、感謝をすることが大事ですよ。有名になればなるほど頭(こうべ)は垂れるものです。実り多き、稲穂のように。。。」と素敵な言葉をいただき、それは今でも私の教訓となっています。
2004年と2007年のスペシャルドラマ、そして2010年のNHK連続ドラマ「チャンス」で共演をさせていただきましたが、現場での宇津井さんの立ち振る舞いは これぞ真の俳優なんだと思い知らされるほど素敵で、台本は持ち込まず、どんなに待ち時間があっても一度も現場で座ることはありません。スタッフさんが気を遣い、椅子を持ってきても「僕は大丈夫ですから他の方に」と言って、朝から深夜まで終日のロケでも、シャンと伸びた背筋で凛と佇んでいるその姿、忘れることはできません。聞くと、役に集中したいからですとおっしゃっていましたが、宇津井さんの役に向かい合うひたむきなエネルギーはずっと現場でも感じることができました。
「チャンス」では宇津井さんは調教師の役でしたので、宇津井さんの生涯の友といえる馬たちとのシーンが多かったことなど、「自分が生涯大切に培ってきた馬との交流で得たすべてをこの役に注いでいるし、このような役に出会えて嬉しい」とおっしゃっていたことが印象的でした。
私の役も馬と接することが多かったので、いろんなことを宇津井さんから教わりました。北海道や東京の現場で馬と接するときは、必ず朝いちばんから、たとえ馬とのシーンがなくても人間にもそうするように馬にも朝の挨拶をすること、たくさん話しかけてコミュニケーションをとること、本番で心から演技をすれば馬は人間の瞳を感じることができるからきっと答えてくれる。。。そんな数々の宇津井さんのアドバイスがあったからこそ、馬と人との関係も素晴らしく、監督も驚くような馬の表情が撮れたり、素晴らしい作品になったのだと思っています。
プライベートでも「ジンガロが初来日するので行きましょう!」とお誘いを受け、マネージャーさんと共に騎馬オペラなる素晴らしい作品にご一緒させていただきました。
初体験だった私はとても興奮しその思いを語っていましたら、宇津井さんはジンガロがいかにかんせいされたものかを教えてくださり、「この仕事をしているなら多くのものから刺激を受けることは大切で、日本のもの、海外のものなどたくさん見ておくといいですよ」と教わりました。それ以来、好き嫌い関係なく、第一印象でもなく、とにかくいろんな物を見に足を向けるようになりました。
奧さまがまだご存命の時、ご夫妻と食事をさせていただく機会があり、ご夫妻の仲の良さがとても印象的でした。そして「いつも妻に紀香さんの話をしていたら、二人から何かプレゼントしようということになり、妻と一緒に選んだものです。調べると、紀香さんの誕生石はパールだったから、これを。」とご夫妻からプレゼントしていただいたものは、真珠が繊細に敷き詰められた美しいフォルムのイヤリングでした。もう嬉しくて嬉しくて、以来、宇津井さんにお会いする時、もしくはお国の仕事の時しかつけておらず、ずっと大切に家にしまっています。お別れ会の時には、この宝物の真珠のイヤリングをつけ、これまでの感謝の気持ちとともに宇津井さんをしっかりとお見送りしたいと思っています。
朗らかで、ダンディで、プロフェッショナルということを教えてくれた宇津井さん。そのスピリットを少しでも継承できるよう、日々がんばって生きていくことが本当の供養になると思っています。
サヨナラではなく、私の心の中に生き続ける大きな存在となった宇津井さん。宇津井さんから教わったことはこれからも心の宝として宇津井さんの想い出とともに生き続けます。
これまで与えていただいたすべてに感謝し、胸を張れる生き方をしていきたいと思っています。
~実るほど頭を垂れる稲穂かな~
宇津井健さん、永遠に。。。
今日も素敵な一日を!
はぐはぐ。